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過払い金を自分で計算するにはどうすればいいですか?

  • 文責:弁護士 寺井渉
  • 最終更新日:2023年3月11日

1 過払い金を自分で計算する方法

過払い金を自分で計算する方法としては、3つの方法が考えられます。

  • ⑴ 地道に電卓を使って計算
  • ⑵ エクセルシートを利用
  • ⑶ ネットで挙げられているシミュレーターを利用

2 ⑴ 地道に計算

ア 利息の計算方法

元金×金利÷365×利用日数

イ 上記の式で毎回の借入れ・返済を計算していくことになりますが、途方もない作業ですし、現実的ではありません。

3 ⑵ エクセルシートを利用

⑴の方法は現実的ではありません。

そこで、ネット上にアップされている過払い金計算表というエクセルシートを利用するということが考えらます。

ダウンロードしたエクセルシートに、借入れを行った日付・金額、弁済した日付・金額を入力する作業を繰り返します。

そうすると、過払い金の発生の有無や金額が分かるようになります。

4 ⑶ シミュレーターを利用

ネットなどでよく見かけるシミュレーターを利用することも考えられます。

ただ、ネットで見かけるシミュレーターは、詳細な取引内容(借入れの日付・金額、弁済の日付・金額)を入力するものではないことが多いように思います。

そのため、ざっくりとした計算しかできず、目安程度にしかならないと思われます。

5 まずは情報が必要

上記の方法の中では、⑵のエクセルシートを利用することが過払い金計算においては妥当です。

ただ、エクセルシートを利用する場合には、すでに述べましたが、借入れの日付・金額、弁済の日付・金額を入力していく必要があります。

そこで、入力するための詳細な情報、つまり、取引明細が必要となってきます。

6 取引明細の開示を求める

取引明細が必要といっても、過去の借入れ記録や弁済記録のすべてを保管しているケースはほとんどありません。

そのため、該当金融業者に、取引明細書の開示を求める必要があります。

この明細書の開示に当たっては、自宅に明細書が郵送されますので(封筒に業者名が記載されていたりもします。)、家族に内緒の方はご注意ください。

家族に内緒で進めたいが取引明細が必要という方は、弁護士等にご相談・ご依頼いただき、取引明細の郵送先を弁護士等の事務所にすることができますので安心できるかと思います。

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